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勿忘【Awesome City Club】歌詞の意味を考察!映画「花束みたいな恋をした」インスパイアソング

Awesome City Club(読み方:オーサムシティクラブ)の「勿忘」(わすれな)は2021年1月に先行配信された、3rdアルバム「Grower」(2021年2月)の収録曲です。

もともと映画「花束みたいな恋をした」(2021年1月)の脚本を担当した坂元裕二さんがAwesome City Clubのファンでした。

その縁で、菅田将暉さんと有村架純さんがダブル主演を務めた「はな恋」に、Awesome City Clubのメンバー3人が実在するバンドとして本人出演。

さらにボーカル&シンセサイザーのPORIN(ポリン)さんが、本名そのままの土志田美帆(どしだ みほ)さんという役名でウェイトレスを演じました。

その後、試写を観たAwesome City Clubがインスパイアソングとして書き下ろしたという流れです。

PORINさんが作詞、ボーカル&ギターのatagi(アタギ)さんが作曲、APOGEE(アポジー)のボーカル&ギター永野亮さんが作曲と編曲を担当した「勿忘」の歌詞の意味を考察します。

勿忘 歌詞考察

「花束みたいな恋」とは?

例えば今君が その瞳濡らしていたとしても
呼ぶ声はもう聞こえない
絵の具を溶かすように 君との日々は記憶の中 滲んでく

何かを求めれば何かがこぼれ落ちてく
そんなこの世界で

タイアップソングなので、全体的に映画の内容に寄り添った歌詞になっています。

ツインボーカルのハモリが美しく、カラオケでも人気ですが、1番はatagiさんの男性パートがメイン。

つまり、菅田将暉さんが演じた「麦」という男性目線になっていると考えられます。

映画は2020年を現在として、2015年から2019年までの5年間、恋人同士だった2人を振り返るという内容です。

歌詞に出てくる「君」は、有村架純さんが演じた「絹」という元彼女のことでしょう。

2020年時点で既に別れていた2人が、偶然再会するところから映画は始まります。

その流れを汲むような冒頭の歌詞です。

付き合い始めた当初、イラストレーターを志す大学生だった「麦」の心情が「絵の具」という言葉で表現され、社会人となり、すれ違った切なさが伝わってきます。

春の風を待つあの花のように
君という光があるのなら
巡り巡る運命を超えて
咲かせるさ 愛の花を 花束を

「花束みたいな恋をした」というタイトルの映画にインスパイア(感化、刺激、影響、鼓舞)されたというだけあって、映画にも出てくる「花束」が主題になっています。

楽曲のタイトルからもわかるとおり、「あの花」とは春に咲く「勿忘草」(わすれなぐさ)のことです。

いくつかある花言葉のうち「真実の愛」に着目すると、「花束みたいな恋」とは「たくさんの思い出が詰まった、一生に一度の本当の恋」と解釈できるかもしれません。

全体的に、アメリカのミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」(2016年公開)の日本版ストレートプレイといったところでしょうか。

勿忘草に込められた思い

願いが叶うのなら ふたりの世界また生きてみたい
あのキスから芽吹く日々
水色花びらはもう香りを忘れ 君への想い 枯れていく

散ってしまいそうな心に覚えたての愛の美しさを
ねえ 咲かせて

PORINさんの女性パートがメインボーカルとなる2番です。

「麦」だけでなく、「絹」もできれば「2人の恋」を繰り返したいと願っています。

ところが実際に回想すると「水色の勿忘草は散りそうなので、もう一度花開かせたい」とのこと。

2人とも未練が残っているのであれば、よりを戻すという展開もあり得ます。

ただ「お互い嫌いになったわけではないのに、なぜ別れたのか」がポイントです。

よりを戻したところで、「真実の愛」は復活しないことまでわかっている2人。

「覚えたての愛」だからこそ美しかったのでしょう。

2人は「愛の美しさ」を大切にしたいほど愛し合っていた、だから別れたのではないでしょうか。

春の風を待つあの花のように
飾らない心でいられたら
触れられなくても
想い煩っても
忘れないよ

勿忘草には「私を忘れないで」という花言葉もあります。

恋愛観は人それぞれですが、たとえば結婚生活を長く続けると、いつまでも学生時代の付き合いのままではいられない部分も出てくるでしょう。

「恋愛と結婚は別」とはっきり割り切るタイプの人もいるはずです。

映画「はな恋」や「勿忘」という楽曲の2人が大切にしているのは、二度と体験することができないほど「美しい愛の思い出」でしょう。

それぞれ別の誰かと一緒になっても、お互いに忘れない「真実の愛」だったことがわかります。

しかし、別れずに付き合い続けて結婚したら、思い出まで台無しにする可能性があったのかもしれません。

この恋をひとつずつ束ねいて
君という光があるのなら
巡り巡る運命を超えて
咲かせるさ 愛の花を 花束を

学生時代に「外見が好み、話が合う」などのきっかけで付き合い始めた場合、社会人になって仕事や生活に追われるとすれ違うこともあるでしょう。

どうにか乗り越え、2人で協力して子育てし、老後まで連れ添ってこそ「本物の愛」という考え方もあります。

それでも「花束みたいな恋」といえば、別の誰かを思い出すかもしれません。

勿忘草みたいな「真実の愛の思い出」を秘めているから、山あり谷ありの人生やシビアな日常を乗り越えられる人もいるでしょう。

できれば付き合いが長くなっても、いつまでも「覚えたての愛」を思い出せる関係を築けるといいですね。

さいごに

「勿忘」のMVは映画「はな恋」のスタッフが制作し、劇中映像(劇場版ガスタンク)とメイキング映像の撮影を担当した坂西未郁さんが監督しました。

YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」(2021年5月)では、atagiさんとPORINさんのツインボーカル、モリシーさんのギター、ピアノ、ストリングスのバージョンが楽します。

映画本編と共に、いつまでも余韻を堪能したいですね。

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