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umbrella【SEKAI NO OWARI】歌詞の意味を考察!切ない恋心が歌われる楽曲

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SEKAI NO OWARIの歴史

2010年に『幻の命』でインディーズデビューして以来、2020年で10周年を迎えました。

メンバーはボーカルのFukase、ギターのNakajin、ピアノのSaori、DJ LOVEの4人組です。

彼らは幼馴染であり深い絆で結ばれているのも有名ですよね。

これまで、『Dragon Night』『RAIN』『RPG』など数々のヒット曲を残しています。

楽曲だけでなく、ライブ演出は唯一無二の世界観が繰り広げられ、多くのファンを魅了しています。

ドラマ「竜の道 二つの顔の復讐者」主題歌

SEKAI NO OWARIの『unbrella』は2020年6月24日にリリースされました。

当初は5月27日にベストアルバムと同時に発売される予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で予定が代わり、6月へと延期されたそうです。

テレビドラマ「竜の顔 二つの顔の復讐者」の主題歌になった『unbrella』は、ドラマの世界観がセカオワならではの感性によって表現されています。

このドラマは、玉木宏さん、高橋一生さんが初共演した話題のドラマです。

復讐に燃える双子の兄弟が、家族を奪った大企業に立ち向かうという本格サスペンスです。

双子の一人が顔を整形したということに衝撃を受けましたね。

ボーカルのFukaseさんは、この楽曲について次のようにコメントしています。

今回ドラマとコラボレーションするにあたり、監督・プロデューサーなど実際にドラマを作っている皆さんと直接お会いしたり、先に脚本も読ませていただいたりしました。

その中にあるいくつかのキーワードを元にしながら、「傘の擬人化」がテーマとなってこの『unbrella』は生まれました。

ドラマ制作陣の皆さんとも何度もやり取りさせていただき、いつも以上に多くの試行錯誤を重ねた楽曲になりました。

このコメントからわかるように「傘」を擬人化させ、人間のように見立てて表現されています。

どのように擬人化されているのか、どのような想いが表現されているのか、歌詞の意味を見ていきましょう。

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umbrella 歌詞考察

僕が守るよ

鏡に映る私は透明だった
分かってた事でも知らないままの方が良かった

しっとりと、しんみりと歌い出されるこの楽曲。

この楽曲の主人公は「透明」なビニール傘でしょうか。

特別な傘ではなく、どこでも手に入る透明なビニール傘。

そんなただのビニール傘だと気づいてしまったと後悔しているように感じます。

私は君を濡らすこの忌々しい雨から
君を守る為のそれだけの傘
それは自分で決めたようで運命みたいなもの
何も望んではいけない 傷付くのが怖いから

主人公である「傘」は、雨に濡れないよう君を守っています。

自分で決めたことだし、それは運命だったのかもしれないけど君を守りたいという気持ちは本物だということ。

もう一度あの日に戻れたとしても
繰り返してしまうでしょう 私はきっとそう

「あの日」とは、いつのことでしょう。

「傘」になった日、君を守ろうと決めた日、、、

どちらにしても、また君を守ることを選ぶのだ、と歌っていますね。

そばにいたい気持ち

この雨がこのままずっと降れば
願ってはいけない そんな事は分かってる だけど
君に降る雨が いつの日か上がって青空を望んだら
その時私はきっと

「傘」は雨が降ればいつも君のことを守っています。

でも雨が降らなかったら?

晴れたら自分の存在なんてきっと忘れてしまうのだろうか?

どんな日でも、必要にされたい。

そんな想いが切ないフレーズですね。

君を守れない

もっと自分の事をこんなに知らなければ
もう少し幸せな未来も望めたのかな

自分がどんな「傘」だったか気づかなければ、君を守ることを一生懸命できたのだろうか。

純粋な気持ちで「幸せな未来」を望めたのでしょう。

あの雪の日 私を閉じ空を見上げた
泣いているように見えた笑顔に私は触れられない

雪の日、「傘」は閉じられてしまいました。

君を守ることができません。

「傘」は雨の日にしか君のことを守れないのです。

自分が必要とされていないと感じたとき、「君」が泣いているように見えた笑顔、触れることすらできない関係性に切なさやもどかしさを感じています。

雨の思い出

哀しくて美しい思い出が
走馬灯のように 希望がちらついてしまう
この醜くて本当の気持ちが強くなる前に
きっと吐き気がするほど眩しい太陽

「君」と「傘」との思い出はいつも雨の日

その思い出の数々が浮かんでは、ずっと雨であれと願ってしまう。

そんな酷い気持ちが強くなる前に「太陽」が顔を出す。

「傘」の役目は終わってしまいます。

私の気持ちは自由だと誰かが言った
そんな事ないわ 運命よりも変えられないの

人はどんな気持ちになろうが、それぞれ自由な感情です。

でも「傘」は単なる「ビニール傘」

雨から君を守るための傘でしかないと痛いほどわかっているのでしょう。

ずっと雨ならいいのに

この雨がこのままずっと降れば
願ってはいけない そんな事は分かっていたはず
君に降る雨が いつの日か上がって青空を望んだら
その時私はきっと

ラストのサビでも、願ってはいけないことを願う自分の酷さを感じて絶望を表現しています。

雨が静かに上がり傘立てに置かれた傘
忘れた事さえ忘れられてしまったような

この楽曲の最後のフレーズです。

ラスト2行が切なく悲しくとても心に刺さります。

雨があがったとき、「傘」の存在は意味をなくしてしまいます。

晴れた日には傘の存在すら思い出されない、必要とされない、捨てられてしまった「傘」は価値を失ってしまいました。

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さいごに

この楽曲は主人公である「傘」の目線で表現され斬新な作品でしたね。

冒頭もサビもずっと短調で暗い。

Saoriのピアノの音が名残惜しむように最後まで鳴り続け、まるで雨の音のよう。

悲しさや切なさ、未練の残る「傘」の心情が表現されているようでした。

色々な曲で新たな一面を見せてくれるSEKAI NO OWARIの楽曲をぜひ聴いてみてくださいね。

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