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チューリップ【indigo la End】歌詞の意味を考察!儚い恋心を描いた失恋ソング

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この記事ではindigo la End「チューリップ」の歌詞を考察していきます!

パラパラと散っていくチューリップの赤い花びらが印象的なMVも魅力的な本楽曲。

春にうららかに咲くチューリップとは異なり、すぐに取れてしまう花びらの部分と「失恋」を重ねたようにも思える独特な感性で描かれた「チューリップ」。

さっそく歌詞をみていきましょう

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チューリップ 歌詞考察

染まったまま置いて行かれる「私」

染まりきった私
今更変えられない色
物語った私
あとがきへの助走ルート
振り解いたあなた
情がちょっと見え隠れ
それだけでもう終わりなの?
散文的な変わり目

この楽曲は、「あなた」と「」で成り立っています。

「あなた」を好きだった主人公の「私」は、「あなた」の考えに染まって「あなたありきの私」になってしまった模様を物語っています。

「あとがき」とは、本の一番最後に書かれている文章のこと。

二人の物語は、突然の別れによって終焉を迎えようとしているようです。

主人公は「あなた」に関係を切らないようにお話したのでしょうか?

しかし「あなた」はそれを振り解いて、お別れの道を歩もうとしているそうです。

「情がちょっと見え隠れ」という言葉からは、「あなた」の優しさが少し滲み出ていて余計に悲しいです。

そんな「」が見えたら、もっとお別れできなくなりますよね。

散文的」とは、平凡でおもしろみがないことを意味します。

あんなに熱情的だった恋愛も、一瞬のうちに終わってしまったことが手に取るように分かります。

優秀賞なんていらない
過去になっていくあなたの
置き土産の色が濃くなって
ひたすら苦しいよ

幼い頃はなんでも一番が欲しいもの。

でも、本当に好きな人ができたとき、その人にとっての一番になりたくなります。

でも、そうはなれなかった主人公の姿が、とても切ない部分です。

お別れをした瞬間から、「あなた」は過去の人物になっていきます

そんな「あなた」が残していったものは、色褪せずに主人公の中に色濃く残り続けます。

それは物だけではないでしょう。

思い出や声、においなど、目に見えないものの方が多いかもしれません。

現実への抵抗

さよならが
もうどうにもならないなら
せめて私を寒くなさって
あなたが切った夜は
少し大きすぎた
雲ゆきは
ずっとわかってたけど
一縷の光に期待してたの
私馬鹿だからさ
まだ願いたいよ

ここでは「別れたくない」という思いを言うのではなく、「寒くなさって」と投げやりな歌詞が印象的。

あなた」と居た時間を春とするならば、反対の「冬」、つまりはチューリップの咲かない季節にしてほしい、ということでしょうか。

主人公の失意が強く感じられる一節です。

「雲ゆきはずっとわかっていたけど」という言葉からは、はじめから二人の関係が危ぶまれていたことを暗示しています。

しかしその中にある一瞬の「永遠」を信じていた主人公。

「私馬鹿だからさ」という自虐の言葉も、ひしひしと悲しく響きます。

失恋した時の自責の念、置いてけぼりにされた情景が目に浮かびます。

良い色と悪い色を持つ「あなた」

色を変えたあなた
壊れきった私を見て
差し出そうとした手を
引っ込めた
そう見えたの

憂愁に閉ざされてた
そんな時に励まされるのも
あなたの記憶だった
苦しいな
苦しいな

ここでも「色」という言葉をモチーフにして、「あなた」の変わりようが描かれています。

傷ついて沈んでいる主人公を見た「あなた」は、冒頭と同じく一瞬の情を見せますが、主人公を助けませんでした。

それでも「あなた」を慕い続ける主人公。

あなた」によって傷つき、「あなた」によって救われる。

「あなた」無しには進めない状態をストレートに「苦しい」と述べています。

終わらせたくない「私」

終われないって私がいくら喚いたとて
あなたは首を横に振る
冷たくなった光
やけに青白くて
過去にならなきゃ2番目でも構わないって
口を開こうとしたけど
閉じてしまったものは
もう戻らなくて

主人公は「別れたくない」と泣いているのでしょう。

しかし、「あなた」は完全にそのつもりはなく、断っています

「2番目でも構わない」という言葉からは、「あなた」が他に好きな人を作ったことが分かります。

「2番目になってでもあなたと居たい」と言いたくなった主人公ですが、そう言う勇気もなく、ただ別れていく時間が迫ってくるのを待っている苦しい境地に立たされています。

終わりを迎える恋に漂う香り

2つに割れた夜に
移ろうチューリップの香り
夢を満たして涙を誘うよ

私には
もうどうにもできないから
あなたの袖を掴むことくらいしかできない

「2つに割れた夜」とは、恋愛関係が終了したことを表現しているのでしょう。

そこに漂うのはチューリップの香り。

本当は春の中をさわやかに咲くはずのチューリップが、このような悲しい場面に登場しているのは「あなた」への皮肉のように感じられます。

どんな言葉をかけても「あなた」が戻ってくる様子はありません。

ただ「あなた」に一方的に引き留めようとするしか心を落ち着かせる術もありません。

終わりを迎えて「白」になる

さよならが
もうどうにもならないなら
せめて私を寒くなさって
あなたが切った夜は
少し大きすぎた
赤かった2人は今日で終わって
雪に混じり合った
あなたの望む色になった
ああ、寒いな

サビが最後に歌われます。

やはり恋愛の終わりを迎えた主人公は、ただただ失意の底にいます

ここで言う「雪」とは、寂寥感や悲しみなどを含んだ寒々しい心の内を表現しているように思えます。

そして「あなたが望む色」に変化します。

雪に混じり合ったとは「白に近い色」が想像にたやすいでしょう。

実は、白いチューリップの花言葉は「失われた愛」

赤いチューリップの「愛の告白」とは異なり、とても悲しい花言葉なのです。

「あなた」はまさにそれを望んでいたとされている部分も、悲壮感を誘います。

続くことを望む「私」と、終わることを望む「あなた」の悲しい物語がここで終了します。

春になることがなく、寒い日々の中を歩んでいる主人公の姿が目に浮かびます。

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おわりに

indigo la End「チューリップ」の歌詞の考察を行いました。

MVと共に聴くと、より失恋の悲しさが迫ってきます。

独特の物語性を持った歌詞がとてもみずみずしい筆致で描かれている「チューリップ」。

失恋を経験した人の心に寄り添う楽曲です。

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