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罪の香り【藤井風】に込められた人生の指針とは?センスあふれる楽曲を考察!

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今回は藤井風の『罪の香り』について考察していきたいと思います。

迫力のあるイントロで一気に引き込まれ、サビの意味深な言葉選びが秀逸で、コード進行もとてもおしゃれに仕上がっています。

一聴すると、好きな相手に恋人がいたり、不倫の曲なのかなと思いきや、自分の弱さと向き合うヒントが隠されています。

一体どのような楽曲なのでしょうか。

『罪の香り』はファーストアルバム「HELP EVER HURT NEVER」(HEHN RECORDS/ユニバーサルミュージック)の5曲目に収録されています。

アルバムタイトルは”常に助け、決して傷つけない”という意味で、藤井の父から教えられた言葉であり、藤井本人が「これにすべてのことが集約されている」と伝えています。

本作はBillboard JAPAN総合アルバム・チャート”HIT ALBUM”で総合首位を獲得し、オリコン週間デジタルアルバムランキング(6月1日付)でも1位を獲得しました。

また、2021年1月の『関ジャニ 完全燃SHOW』恒例企画「売れっ子プロデューサーが選ぶ2020・年間ベスト10」では川谷絵音が1位に『罪の香り』を選び、一躍注目された楽曲です。

タイトルの意味

歌詞を考察していく前に題名について少しお話したいと思います。

「HELP EVER HURT NEVER」の歌詞カードには英訳も載っており、『罪の香り』は「Flavor of sin」と訳されています。

sinの日本語訳は宗教・道徳上の罪、罪業、過失、違反という意味で、「宗教・道徳上の罪の香り」となります。

聖書を読んだことのある方は分かると思いますが、この曲は宗教的な倫理に反した罪について書かれています。

では歌詞を考察していきましょう。

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罪の香り 歌詞考察!

忍び寄る欲望

声も聞かさないで 出て行って
いったい何が欲しいわけ

何も触らないで ほっといて
何も求めちゃいないのに

   

題名の意味を踏まえて読み解くと罪を犯すようにそっと近づいてくる”誘惑”を擬人化していますね。

自分に忍び寄ってくる誘惑を邪険にし、近づかないでと願っています。

怠惰がうるさいのよ
いつも落ちる方がラクなの
だけど ハートが分かってるの
あとで死ぬほど 泣かなきゃいけないこと

   

人はつい楽な方に流れてしまいますよね。

やらなきゃいけないことは分かっているし、行動しないと後悔することは自分自身十分に理解しています。

理性がショボいのよ
気づかぬフリで甘やかしてるの
だけど そろそろ耐え難いの
別の恐怖と 今は戦ってるの

   

誘惑を遠ざける理性が弱いと罪に誘われてしまいますね。

落ちていきそうなのを知っていながら、気付かないフリで自分を甘やかしていますが、それももう限界だと言っています。

別の恐怖と戦っているとありますが、別の恐怖とはなんなのでしょうか?それは次の歌詞で書かれています。

おっと 罪の香り
抜き足差し足忍び足
おっと 罪の香り
逆らい難い嫌な匂い
おっと 罪の香り
気付いた時にはまだ早い
ちょっと もうヤメたり
全部消えて無くなる前に

   

”香り”はそっといつの間にか漂ってきて、気付いた時にはすでに周りを囲まれてしまってますね。

一般的な言い方は”気付いた時には遅い”のに対し、歌詞では”気付いた時にはまだ早い”とあります。

これは誘惑に気付いた時、まだ引き返せると伝えているのではないでしょうか。

これからの行動で未来が変わることを伝えたいのだと思います。

次の”もうヤメたり”は岡山の方言で「もうやめて」という意味で、藤井は感情的で訴えかける時に方言を使用することが多いです。それもアイデンティティが垣間見える魅力の一つですね。

最後の文で先の程の”別の恐怖”が何かわかりますね。自分が大切に思っている人・物、全部なくなってしまう恐怖で、それだけは失いたくないと表しています。

必ずやり直せる

ほんの少しだけで それだけで
ふりだしに帰り得るもの

でも藻掻くいた分だけ 強くなって
救いは必ず来るもの

   

ほんの少し誘惑に負けてしまうだけで大切なものを失ってしまいますが、振り払おうとすればするほど意思が強くなり、誘惑に負けなくなります。

もし負けてしまっても、「救いは必ず来る。また一からやり直せる」と伝えたいのではないでしょうか。

エゴはやかましいのよ
ちょっとお席外しといてよ
誰も 何も 座れないとこ
神聖な場所 もう邪魔でしかないの

欲望 しつこいのよ
消えたそばから現れないでよ
懲りもせんと 付きまとうのも
これで最後よ 鼻が利きだしたのよ

   

1番Bメロとリンクしている歌詞ですが、対照的にエゴ・欲望に負けないという意思の強さが描かれています。


おっと 罪の香り
抜き足差し足忍び足
おっと 罪の香り
逆らい難い嫌な匂い
おっと 罪の香り
気付いた時にはまだ早い
ちょっと もうヤメたり
全部消えて無くなる前に
もう恥じることなんてない
他に怖いものなどない
もう恥じることなんてない
他に怖いものなどない

誘惑に負けた過去があったとしても、誘惑に打ち勝った時、胸を張って生きていける、生きていこうという決意なのでしょう。

自分自身に対する誘惑こそが人生最大の敵であり、勝利したときもう怖いものなどありません。

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最後に

いかがでしたでしょうか。

自身の欲望・誘惑に対する心の葛藤を表現しているので、誰しもが持ちうる感情であり、人生の指針になりうる部分もあるのではないでしょうか。

もし道を踏み外しても人生はやり直せる、一歩つづ誘惑に打ち勝っていこう。そしたら胸を張って生きていけると歌詞にメッセージを込めているのでしょう。

センスあふれるコード進行に、罪を題材にした歌詞を意外な言葉の組み合わせでのせる素敵な楽曲でしたね。

これからの活躍にも大注目です!

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