今回は、北村匠海さんがボーカルを務める人気バンド・DISH//の新曲「Shout it out」を考察していきたいと思います。
マーベル映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の日本語吹き替え版主題歌として書き下ろされた楽曲で、映画より一足先の11月13日に配信リリースされます。
映画の内容も合わせてご紹介します!
映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』
12月3日に公開される『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』。
前作の『ヴェノム』では主人公エディと、彼に寄生した地球外生命体・シンビオートのヴェノムが、ダークヒーロとして描かれていました。
今作では、『ヴェノム』のラストで登場した、刑務所に収監中の連続殺人鬼クレタス・キャサディに凶悪なシンビオート・カーネイジが寄生し、殺人マシーンとして暴れまわります。
エディの強い正義感の影響もあり、ダークヒーローとして活躍しているヴェノムと、大量虐殺という意味の名前通り、完全凶悪なヴィラン・カーネイジ。
どのような結末になっているのでしょうか?
インタビュー映像の中で北村さんは、「カーネイジに感情移入しちゃって、悪の存在になってしまった過去など、色々な見方をした結果、彼らの悲痛な叫びをテーマにしました」とコメントしています。
主人公の敵であるカーネイジには、どんな過去が隠されているのか。
映画の内容が気になりますね。
Shout it out 歌詞考察
考察の中で映画の内容にも少し触れているので、映画をご覧になっていない方は、ネタバレにご注意ください。
この楽曲は、北村さんのコメントにもあるように、悪役カーネイジを主人公に描かれています。
寄生されたことで、人間の何倍ものパワーや感覚を手に入れたカーネイジの宿主クレタス。
人としての高み(Higher)に立ち、五感の先の第6感覚を研ぎ澄ませています。
ライターの小さな火が微風でも揺らめいてしまうように、クレタスの精神も極限の集中状態になっている事がわかりますね。
凶悪な殺人鬼として収監されていたクレタスは、カーネイジという強大な力を手に入れたことで破壊の限りを尽くすヴィランになります。
研ぎ澄まされた第六感を手に入れたクレタスは、思考、視覚、動作までも素早くなり、周りのものがゆっくりと見えています。
人間離れしたカーネイジの力を短い言葉でうまく表現していますね。
「Storyの点が線となり」という歌詞は、非常に重要な部分です。
それまは点としてしか見ることのできなかった物語が、互いに繋がり線となって進んでゆく。
続編である『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』では、前作では明かされなかった秘密や設定が描かれているのかもしれません。
もしかすると、さらなる続編の要素も取り入れられているのではないでしょうか?
線となって繋がったストーリーに、ジグソーパズルのように役者を当て込んでいく映画の表現。
勝利が目前に迫り、自分の夢見た未来がすぐそこに迫っているのが分かります。
タイトルの「Shout it out」が、意味通り叫びながら歌われます。
孤独な犠牲者とは、クレタスが凶悪な殺人鬼になってしまった過去が関係しているのでしょう。
周囲の環境で徐々に黒く染まっていく心。
「いたいけな希望へ声は届くかい?」という言葉は、カーネイジからヴェノムに向けた言葉なのでしょうか?
クレタスに寄生した凶悪なシンビオート・カーネイジ。
カーネイジの破壊から街を守ろうとするヴェノムとエディに向け呼びかけているように感じました。
予告映像でも映されますが、カーネイジは鋭い触手を武器に戦います。
あまりに強大な力で刑務所の分厚い壁もぶち壊し脱獄したカーネイジの残虐性と凶悪さが表現された歌詞ですね。
「その腕噛み付いて」という歌詞は、まさに刑務所でクレタスがエディに噛み付いたシーンを表していますね。
死刑を執行される直前にカーネイジと一体化したクレタス。
自分の力の何倍もの「All mighty」=全能な力を手に入れました。
血に飢えたヒルのように、殺戮を繰り返すカーネイジ。
ネタバレになりますが、クレタスには幼少期、音を操る能力を持つフランシスという少女と恋に落ちます。
彼女の能力を研究しようとした科学者の手によって引き裂かれてしまった二人。
クレタスは彼女との別れを悲しみながらも、再会を誓ったのです。
最後に歌われている「誓い掲げた未来」とは、そんなクレタスとフランシスの誓いを表しているように感じました。
自分が「灰で満ちてても」=悪に染まってももう一度彼女に会いたいという強い想いが込められているように感じました。
1ヶ月無料で音楽聴き放題!
通常880円/月のAmazonMusicUnlimitedが今なら1ヶ月で体験可能!
この機会に聴き放題サービスをお試ししてみよう!
いつでも解約OK!
さいごに
いかがでしたか?
映画の内容から書き下ろされた今回の楽曲。
悪役・カーネイジの目線での叫びが歌われていました。
これからの活躍にも注目です!