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芝居【My Hair is Bad】歌詞の意味を考察!優しいバラードで癒されたい人におすすめの人生応援歌

芝居」はMy Hair is Bad(マイヘア)の4thアルバム「boys」(2019年6月)収録曲。

自分の人生を映画にたとえた場合、どのような演技をするのかと考えさせられる人生応援歌です。

作詞・作曲を椎木知仁さんが担当した「芝居」の歌詞の意味を考察します。

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芝居 歌詞考察!

人生は出番が続く映画!

もしもこれが映画だとして今日はどんなシーンだろう
ひとつも解決していないから 終わりはまだ先だろう

この世は舞台、人はみな役者だ」という有名な言葉があります。

イギリス(旧イングランド王国)の劇作家&詩人ウィリアム・シェイクスピアの喜劇『お気に召すまま』(1599年)の登場人物・前公爵の廷臣ジェイクイズの名台詞(2幕7場)です。

シェイクスピアは「人生=舞台」とたとえましたが、椎木知仁さんは「人生=映画」だと仮定して、自分を客観的に見る方法を提案しています。

舞台や映画の物語には「起承転結」という構成があり、問題が発生したら解決するのがセオリー(定石)です。

「何もかもやりきった」と納得するまで「映画みたいな人生」は終わらないはずなので、まだ結末にはたどり着いていないだろうと想像しています。

肝心な台詞を間違えて また人を傷つけたり
誰かの演技を真似てみて より自分が分かったり

「人生=映画」と仮定すると、誰もがみな俳優で、台詞を言ったり演技をしたりしていることになります。

言わなくてもいいことを言いすぎてしまうときもあれば、言うにしても別の言い方があったのではないかと反省するときもあるでしょう。

憧れの人のファッションやライフスタイル、趣味や好みを取り入れることで、結局、自分らしさに気づく場合もあります

ミュージシャンなら好きなアーティストのコピーをするうちに、オリジナルが生まれるケースも多いものです。

椎木知仁さんを含め、マイヘアの3人の人生を思い描いたり、リスナーそれぞれに自分の人生を重ねたり、想像が膨らむのではないでしょうか。

急な即興で笑ってしまったり あの名優がこの世を去ったり
一秒一秒全てのシーンがもう 撮り直せない

何を言うか、どのように行動するかという台本は、さまざまな状況を踏まえて自分自身で考えるわけですが、思いがけない言動や行動は「即興」(アドリブ)ということになるでしょう。

ただ、基本的に死期は予め決まっているものではないので、突然の訃報に悲しむときもあります。

未来は白紙ですが、積み重ねた過去は変えられないという条件は誰しも同じです。

改めて自覚すると、今この瞬間をどう生きるかが大切であり、人生の重みが増すのではないでしょうか。

幸せは思い出として古びていく
読み終えた台本や 着崩れした衣装たちが重なってる
このまま 出番は続いていく
残った傷も汚れも恥じたりしないでいい
美談だけじゃきっと映画を愛せないから

変えられない過去を引きずって、「どうせ頑張っても仕方がない」と諦めてしまうこともあるかもしれません。

しかし、自分の人生を数ある「映画」の1つのように客観的に眺めてみると、「ドラマチックでおもしろい」と愛せるはず。

幸せと不幸せ、良いことと悪いことの両方があるからこそ、退屈せずに生きられるのではないでしょうか。

生きている限り、「出番は続く」という発想に励まされます。

予告編から長編大作へ

悲しい台詞が増えたのは 嬉しい場面の前振りだろう
厳しい言葉が悔しいのは 本気になった証拠だろう

自分自身で台本を書いているはずなのに、なかなか思いどおりにはならないこともあるものです。

落ち込んだり悩んだり、暗い気分になったときでも、「嬉しい場面の前振り」と歌われると元気が出るのではないでしょうか。

誰かから言われた「厳しい言葉」についても、発想の転換で乗り切ることができそうです。

台本のどこを探してもない
君の名前はもう書いてない
いくら拒んで逆らっても
次へページをめくらなきゃいけないから
何度も手に取る写真の君は
時間が経つたびに また綺麗になった

なかなか思いどおりにならないことといえば、やはり恋愛。

もしかしたら「芝居」の主人公は仕事に一生懸命になるあまり、気持ちがすれ違うようになり、彼女と別れたのかもしれません。

元恋人への未練が残っていたとしても、よりを戻せる可能性がないなら、美しい思い出を胸に抱きつつ、先へ進んだほうがいいでしょう。

たまには 今までを再生してみる
砂嵐で歪んだり何も映らなかったり
きっとそれでいい

思い出したくない過去があっても大丈夫、いつかは癒される」と元気づけてくれているようです。

椎木知仁さん自身が自分に向かって言っている、独白のような「台詞」ですが、リスナーを励ます言葉にもなっています。

このまま僕は僕で古びていく
若い頃の台詞を指でなぞっては
恥ずかしくなったりする

椎木知仁さんは1992年3月生まれで、収録アルバム「boys」がリリースされた2019年6月時点で27歳でした。

27歳といえば、ジミ・ヘンドリックスやニルヴァーナのカート・コバーンなど、多くのロックスターが亡くなった年齢で、「27クラブ」という呼び方があるほどです。

20代から30代にかけての変わり目には、過去を振り返ったり将来を心配したり、何かと人生について考えがちになるでしょう。

ロックミュージシャンならとくに27歳以降は「古びる」という感覚が強く、過去に描いた歌詞を恥ずかしく感じることもあるのかもしれません。

積み上げた作品が崩れること
人はそれを走馬灯と呼ぶらしいけど
今の僕が予告編になるような
長い映画を撮ることに決めたんだ

10代や20代で人生に絶望するようなことが起きる場合もありますが、常に「これまでは予告編」と考えると、この先が楽しみになるのではないでしょうか。

「長生きする」ことを「長い映画を撮る」と表現しているところがワクワクしますね。

「人生=映画」と仮定した場合、誰しも俳優になりますが、さらに脚本家でもあり監督やカメラマンなどの裏方も兼ねていると考えると、楽しみ方も増えるでしょう。

マイヘアというバンドの物語が描かれた「映画」と共に、リスナーそれぞれの人生が描かれた「映画」も、長編大作やシリーズ作品のように長続きさせたいものですね。

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さいごに

「芝居」はMVの代わりに、ファンタスティックホームランツアー(2019年4月、横浜アリーナ)のライブ映像が公開されています。

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