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37.5℃【オレンジスパイニクラブ】の歌詞を考察!微熱の中で感じる「君」の存在

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今、若者の間で大人気の4ピースバンド、オレンジスパイニクラブ。

彼らが2020年1月にリリースした『イラつくときはいつだって』に収録されている『37.5℃』の歌詞を考察していきます。

『37.5℃』のMVに出演しているのはボーカル・スズキユウスケ。現在の恋人役は夏海、歳を重ねた恋人役はにちだまちこ。

『37.5℃』という不思議なタイトルの楽曲に描かれているのは、

・発熱した時の恋人のありがたみ
・恋人への微熱のような熱情

です。日常生活のささやかで大事なシーンがオレンジスパイニクラブらしく描かれています。

早速歌詞を考察していきましょう!

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『37.5℃』歌詞考察

靄のかかった25時

下がらない微熱が消えなくても
君に会うと忘れてしまう
靄の窓の内側25時の風

発熱したとき、ぼーっとして靄にかかったような感覚に陥りませんか?

『37.5℃』の主人公は、タイトル通り37.5℃の微熱を出し、ぼんやりとしている模様。

しかし、主人公にとって「君」は微熱の辛さをも忘れさせてくれるような癒しの存在のようです。

「25時」つまりは目が覚めた真夜中、靄がかかったような不快感を拭ってくれる風を気持ちよく思いながら、「君」を恋しく思う気持ちが伝わってくる冒頭です。

「君」の大切さ

いつも思っている事なのに
君に会うと忘れてしまう
フラフラの脳内相まってまずい林檎をかじる

発熱している時、妙に素直になってしまう時はないでしょうか?

主人公はそんあ微熱の魔法に誘われ、「君」の大切さを実感します。

MVでは「君」である彼女が、主人公のためにご飯を一生懸命作っている様子が描かれておりリアルです。

”まずい林檎”とは「君」が切ってくれた林檎のことでしょうか?林檎には「愛情」という意味が込められているそうです。

乾燥してまずくなっているということは、なんとなくここ最近の二人の関係性が倦怠期を迎えているのを示しているようにも感じます。

発熱してフラフラになって主人公は初めて、「君」の大切さを体感したのではないでしょうか?

何気ない瞬間

アパートの風呂場に君の影
枕越し ぬるい夜
その隙間で朝を待ってる

発熱している主人公を介抱するために「君」は家にやって来てくれたのでしょうか。

お風呂場によぎる「君」の影を枕越しに見て、見慣れない風景にもかかわらず嬉しく思っている様子が伝わってきます。

”ぬるい夜”とは

・微熱でいつもより熱い身体
・「君」へのゆるやかな恋心

この二つを表現しているようにも感じます。

ぼーっとした頭で「君」の大切さを改めて実感し、早く熱が下がるのを待つのと同時に、より新鮮な気持ちで「君」への恋心を燃やしたい。そんな期待が込められているのかもしれません。

「君」への心が再燃する

明日になったらとっくに忘れてることも
愛した両手と体は覚えている

発熱している時は、なんとなく自分の人生を俯瞰的に見られるような気がします。

”明日になったらとっくに忘れてることも”

この歌詞からは、大事なこともどんどん忘れていく人間の性への諦念が込められているように感じます。

でも「君」への想いは違います。

抱きしめたり、触れたり、一緒に笑い合ったり。「君」にまつわる全ては忘れないという強い気持ちが再びあふれ出しています。

これからもずっと

世話が焼けるじじぃになっても
世話を焼けるばばぁになってね
優しさで 君の優しさだけで

MVでは、台所に立つショートボブの彼女が、歳を重ねおばあさんに姿を変貌させます。

主人公は自分が最も辛い時に支えてくれる「君」の重要さを身に染みて感じ、自分にとってかけがえのない存在なのだと強く思います。

遠回しプロポーズのような言葉が、あたたかく滲んできます。

「君」はいつでもあたたかい

あくびの終わりぎわ
君の冷めた言葉の先の温かさまで

微熱特有の生あくびでしょうか。そのかったるさが伝わってくるような歌詞です。

大きなあくびをした主人公を見て「君」は、「もう治ったの?」みたいなやや冷めた言葉をかけたのえしょうか?

でもそんな言葉に込められている「君」の愛情を実感し、心の中に広がるあたたかさを実感しているようです。

今日を「いつか思い出せる日」に

何十年後かに君が思い出せるような
人生のループにキスをする

”明日になったらとっくに忘れてることも”と綴るけれど、「君」との思い出を忘れることはありません。

主人公がそう思うように、「君」にも「何十年後かに思い出せるような」思い出を創りたいと願っています。主人公が「君」に注ぐ無償の愛情です。

微熱が上がっては下がるように、人生も同じようなことの繰り返し

そんな退屈なループにもキスできるように、「君」とのこれからの日々にも思いを馳せます。

醒めない微熱

明日になっても
また会いたくなる気持ちは
ゆっくり溶け合っていく
スキになる

まあ、君がいりゃいいや

微熱はまだ下がらないけど

”明日になってもまた会いたくなる気持ち”

この歌詞からは、主人公は少しずつ体調を回復させ、「君」が帰ってしまったことを物語っています。一人になった主人公のささやかな孤独感が伝わってきます。

そして「君」へのまろやかな恋心が主人公の中にしっかり存在しているのが分かります。

一人になった主人公は体力が消耗されたぼーっとした頭の中で、「君」への微熱のようなあたたかい恋心をぎゅっと抱きしめているようなラストです。

体は元気になっても、これからもずっと「君」に恋の熱を燃やし続ける。

「微熱」にはそんな意味も込められているのでしょう。

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おわりに

自分を支えてくれる「君」の大切さを再確認できるような『37.5℃』。

オレンジスパイニクラブらしく、日常の何気ない風景から強烈なメッセージが伝わってくる味わい深い楽曲です。

倦怠期を迎えたカップルに聴いてほしい一曲です!

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