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こんなこと騒動【ずっと真夜中でいいのに。】歌詞の意味を考察!言いたいことも言えない関係に迫る!

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ずっと真夜中でいいのに。の1stアルバム「潜潜話」収録の”こんなこと騒動”はアップテンポな楽曲ながら歌詞が難解です。

作詞・作曲・ボーカルのACAねが伝えたかったことを掴み取ろうと考察してみました。

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こんなこと騒動 歌詞考察

言いたいことも言えない

集まって話し合って
合わせ合う為の相槌 いつまで
ここの正確に沿って
どこの性格が体に いいんだろう
気の抜けた中華街を
涼しげに 意味 淀んだ挨拶だけ
なるべく音を消して
まるで 何かから逃げるみたいに

集まって話し合って意見を合意させる。2人以上の集団がいるとよくある光景です。

でもそんな中では自分は相手にあわせるための相槌をうっているだけなのかもしれません。

だからそんな自分を押し殺した性格が身体によくなくて、せっかくみんなで行った中華街でもなるべく自分を殺して過ごしているのかもしれません。そういう場面が浮かんできます。

正確”と”性格”という言葉で韻をふんでいる言葉遊びがあります。でもここでは集団の中で自分の気持ちを押し殺している主人公が表現されています。

遮られてくみたい
深い緑の海に潜んで 真っ直ぐでいても
今は その視界が居場所でも
些細な疑問くらい 許してよ

そしてまるで会話をしていると自分の言葉が遮られているように感じます

自分の中の世界である”深い緑の海”の中では自分に真っ直ぐにいられます。

でも今はみんながいる場所が私の場所です。

彼や彼女が話している会話に思った疑問について何かを言っても、本当は許してくれたらいいのにと思っています。でも主人公は何かを疑問に思っても周囲の同調圧力の前で言いたいことが言えないのかもしれませんね。

嫌われない事を考え続ける日々

嫌われたくない会話から
ほっとけない 疑問の全部 どうしても
痛く見えてるほど なりたい自分で強がれるんだ
気にしてばかりで 巡り会いも失いたくない
こんなこと 云いたいわけじゃないのに
こんな自分に負けたくないのに
もう どうだってよくなってしまう前に
覚悟を決めたかった

周囲の会話にあわせている自分。

でもそういう会話に相槌ばかりうっていると、本当に思った疑問の全部はもやもや心の中に残っていきます。

そういう自分は嫌です。そして歌を歌うという自分が自分でいれる場所では強がれるのかもしれません。

人との関係は難しく、周囲のことを気にしてばかりはしんどい。

でもいろんな人との巡り合いも失いたくない。

人とのコミュニケーションに悩む主人公の姿がみえかくれしています。

言いたくないことを思わず言って相手を傷つけてしまったり、周囲のことばかり気にして自分の言いたいことも言えずにただ相槌をうっている。

そしてコミュニケーションに疲れてしまって周囲との関係がどうでもよくなる前に、周囲に自分の気持ちを話せる覚悟をしたかったと思っているのかもしれません。

いつしか 現れる
同じ熱の 途方もない憂いにも
いつしか 助けられる
まだ 諦めの悪い夢に頼ってしまうから

ひょっとしたら自分と同じことを思っている人と出会えるかもしれないという期待があります。自分と同じような苦しみをもっている人と辛さをわかちあえるかもしれない。

でもそういう理解しあえる相手との出会いは、主人公にとっては望んでも手に入らない諦めの悪い夢なのかもしれませんね。

思っていたことと違っても 今更 引き返せないよ
[選べないコト]を きっと選ぶから
もっと 単純で いいんだよ
でも きっと こうやって着飾るの
より良いように 組み合うように 確かめたいよ
君の声で 太る意志で 貫けるから

でも主人公は、いつも積極的に何も選ばないのです。

そして周囲を気にする自分からは逃れられない。

自分に対して、もっと単純でいいとは思っています。

でも本当は言いたいことがあるのに、自分を着飾ってみせてしまうことをやめられないのです。

自分に正直にいたい。でもそういうありのままの自分を人の前ではみせることができません。

もしこの関係を失ったら?

失って気づく後悔くらい
失う前から気づいてた
もう わかり合える 根本じゃなく
先手で理解できる
どうにでも 些細な単純使命 果たせる
ぶった多数に 右往左往 素振りしてる
もう 自分が 見っともなくても
素直に取り出した言葉 言いたいのに

周囲との関係を失う前から、関係を失ったら後悔することぐらい気づいています。

だから周囲と協調して生きています。

根本からわかりあえることもあるかもしれないとも思っています。

でもみっともない自分は周囲にはみせられない。

そして素直な言葉を言うことができないのです。

社会的な自分と個人的な自分

社会的な場所では自分を押し殺して周囲と協調することが必要なのかもしれません。

でも歌詞を書くなど芸術的な活動では自分が主体です。そこでは自分の気持ちを追求することができます。

どちらが本当の自分なのか。もちろんどちらも本当の自分です。この歌の主人公は、本当の自分を周囲にも言いたいと思っています。でもそれは周囲との関係を失ってしまうかもしれないことです。

そういう人間的な葛藤が歌われている歌だと思います。

年齢を重ねたり、良い人と出会うことができれば飾らない自分で関係を築くことができるようになるかもしれません。でもそういう段階の前の10代の心情を歌った歌なのかもしれませんね。

こんなこと騒動とはどんな騒動?

「こんなこと騒動」のこんなこととはいったいどんなことだったのでしょうか?

自分の言いたいことを隠して相槌をうち周囲にあわせてきた主人公。

そういう実体験は歌の中ではぼかされて隠されています。

でもそういうことってあるなと共感することができる歌ですね。

あるグループに属していたり、学校のクラスの中や会社で働く上では、周囲の空気を読んでふるまうことが求められます。でも自分の言いたいことも言えない息苦しい中ではストレスがたまりますよね。

そういう周囲との人間関係がどうだってよくなってしまう前に、自分を偽らず少しずつ自己開示して関係をつくっていく決意の歌だと思います。

こんなこと騒動とは、自分が周囲との関係性を変えようとする誰にもある決意に至るまでの騒動の歌なのかもしれませんね。

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さいごに

言いたいことも言えない社会では生きていくことが息苦しい。

そういう誰もが思っている集団心理と自己との葛藤が歌われた「こんなこと騒動」。

思わず歌詞に共感してしまいます。誰もが本当の自分と、集団の中の自分、SNSの中での自分など、複数の仮面(ペルソナ)を被って生きているこの現代社会では、自分も周囲も心地よく過ごせる関係性こそが大事なのかもしれませんね。

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