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恋人ごっこ【マカロニえんぴつ】歌詞の意味を考察!複雑な恋心を描く泣ける失恋ソング!

「マカえん」ことマカロニえんぴつの「恋人ごっこ」は、2020年4月にリリースされた2ndアルバム「hope」の収録曲。

デジタルシングルとして2020年2月に先行配信されました。

ビートルズっぽい王道ロックですが、歌詞ではエモーショナルな失恋が描かれていて、曲の展開もラストが壮絶。

作詞・作曲はボーカル&ギターのはっとりさんです。

Hondaの若者応援プロジェクト「バイクに乗っちゃう?MUSIC FES.」(BMF)第1弾タイアップソング。

というわけで「ブルーベリー・ナイツ」に続いて井樫彩さんが監督したMVには、Hondaの二人乗り原付バイク「スーパーカブ C125」が登場します。

でも、はっとりさんが乗っているのは自転車。

MVの主人公は女性で、バイクに乗っているのは別の男性です。

男性目線で描かれた歌詞も、MVのように三角関係なのでしょう。

こじれた恋愛模様の意味を考察します。

恋人ごっこ 歌詞考察!

「恋人ごっこ」の意味

「ねえ、もう一度だけ」
を何回もやろう、そういう運命をしよう
愛を伝えそびれた
でもたしかに恋をしていた
恋をしていた

カウント入りのサビ始まり。

ロックバンドのボーカルなら英語で「1、2、3、4」とかっこよく決めたいところですが、「ひふみよ」と大和言葉(ひふみ祝詞)になっています。

この歌の主人公は脱力系らしいですね。

かっこよく決まらない理由はタイトルの「恋人ごっこ」からも推察できます。

本物の恋愛ではなく、偽物の恋愛。

純粋な恋人同士ではなく、訳ありの間柄なのでしょう。

主人公の男性は女性に恋愛感情を抱いていたのに「愛している」とは言えませんでした。

その理由とは?

いったい二人はどういう関係なのでしょうか。

三角関係を続けている

缶コーヒーで乾杯
シーツは湿って どうにもならない二人だ
言う通りにするから、
恋人ごっこでいいから
今だけ笑っていてほしい

1番Aメロの冒頭では、二人が会うときの様子が描かれています。

お酒を飲んでいない点に着目すると「大人の関係ではあるものの昼間しか会えない」とか。

もしくは「ごっこ遊び」のように子供っぽい間柄と解釈できます。

とにかく「本物の恋人同士」ではありません。

主人公の男性が女性にすがっているので、何やら女性側に問題がありそうです。

余計な荷物に気付くのは
歩き疲れた坂道だ
忘れていいのはいつからで
忘れたいのはいつまでだ?

この1番Bメロで、主人公の男性にとって「お荷物な存在」がいることが明らかになります。

MVを踏まえると、女性には別に本命の彼氏がいるのでしょう。

歌詞単独だと、既婚女性が主人公の男性と不倫に陥っているパターンも想像できます。

未婚・既婚は定かではありませんが、とにかく女性には本命の男性がいて、女性にとって主人公の男性は心の隙間を埋める存在でしかない。

そんな三角関係です。

主人公の男性は女性と会うとき「今から本命の男性について考えなくていいことにする」というタイミングがあるのかもしれません。

本当は「いつまでも考えたくない」事実。

恋愛初期は舞い上がっていたものの、つき合い続けるうちに罪悪感が重くのしかかってきた様子が汲み取れます。

「ねえ、もう一度だけ」
を何回もやろう、そういう運命でいよう
愛を伝えそびれた
でもたしかな恋をしていた
恋をしていた

冒頭のサビでは「運命をしよう」でしたが、1番サビでは「運命でいよう」と変化しています。

逃れられない巡り合わせだと思い込んで、「一度の過ち」を繰り返そう。

主人公の男性が女性にそう呼びかけた結果、コンプライアンスに反する関係が続いてしまっていると考えられます。

禁断の恋から略奪愛へと進み、長続きすればいつかは本物の愛に昇華するかもしれません。

ただ本当に逃れられない巡り合わせであれば、わざわざ「しよう」とか「いよう」と意図する必要はないはず。

主人公の男性が女性を運命の相手だと思ったとしても、女性にとって運命の相手は別にいます。

それが痛いほどわかっているのでしょう。

身を引く覚悟をした

無駄な話に頼るのだ
隠し疲れた罪を運ぶため
忘れていいのは君なのに
忘れたいのは僕だけか

2番はAメロなし、Bメロとサビという構成です。

「無駄な話」とは、これまでの歌詞すべて。

主人公の男性がどれほど女性を愛していたか、過去を振り返ったところで、罪悪感が浮き彫りになるばかりです。

むしろ罪悪感を浮き彫りにするために、あえて二人の経緯を語ったのでしょう。

女性が愛しているのは本命の男性。

この関係に問題がなくなれば、女性は主人公の男性のことを思い出さなくなるでしょう。

主人公の男性が女性のことを忘れたい理由は、思い出にしてはいけないほど禁断の恋だから。

それでも女性は主人公の男性のことを思い出す日々が続いていたようです。

「ねえ、もう一度だけ」
もう無しにしよう?そういう運命を取ろう
愛を伝え損ねた
またこんな恋をしてみたい
恋をしてみたい

主人公の男性は女性と別れる決意をしました。

ここが現在の時間軸です。

サビ始まりで、女性との恋について回想していました。

どれほど女性を愛していたか、本人には言えなかったので「無駄な話」というわけです。

女性の幸せを願うと別れたほうがいいでしょう。

別れるためには「愛している」なんて言えません。

あふれ出す涙を表現するかのようにギターが掻き鳴らされ、激しい曲調になります。

何も言わず、別れた

裸や、撫で肩や、キスや乾かない髪
もう一度あなたと居られるのなら
きっともっともっとちゃんと
ちゃんと愛を伝える
もう二度とあなたを失くせないから
言葉を棄てる 少しずつ諦める
あまりに脆い今日を抱き締めて手放す
ただいま さよなら
たった今 さよなら

主人公の男性が軽い調子で女性にすがるから、女性もあまり悪びれず、三角関係を続けてしまう。

そんな悪循環だったのでしょう。

もし女性が主人公の男性の本気度を知ったら、女性はちゃんと罪悪感に苛まれたはず。

そこまで考えて、主人公の男性は「ただいま」と戻ってきてしまう女性に、自ら別れを切り出しました。

何も言わず、「恋人ごっこ」の歌詞すべてを飲み込んで…。

MVのはっとりさんの演技にも泣かされますね。

さいごに

別れを切り出したのは主人公の男性自身なのに失恋、というところがエモーショナルですね。

女性の気持ちを踏まえると偽物の恋だったけれど、主人公の男性にとっては本物の恋でした。

恋愛にはさまざまなかたちがあり、場合によってはこじれてしまうこともあります。

悩んでいる人は「恋人ごっこ」を聴いて、思いっきり涙を流し、前を向けるといいですね。