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きらり【藤井風】歌詞の意味を考察!独特の対比表現に込められた意味とは?

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今回は2021年にリリースされた藤井風さんの楽曲「きらり」の歌詞考察をしていきます!

「きらり」は、Honda『VESEL』のCMソングとして書き下されました。

軽快で疾走感のあるメロディーとキャッチーな歌詞で、一度は聴いたことがある方も多いのではないでしょうか?

では早速歌詞の考察を始めていきましょう!

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きらり 歌詞考察

言葉の対比に隠された意味とは?

荒れ狂う季節の中を二人は一人きり さらり
明け行く夕日の中を今夜も昼下がり さらり

「二人は一人きり」や「明け行く夕日」、「今夜も昼下がり」など矛盾した言葉が並べられている1番Aメロ。

このような言葉の羅列には、一体どのような意味が隠されているのでしょうか?

「二人」と「一人」、「明け行く(夜明け)」と「夕日」、「今夜」と「昼下がり」など、対照的な言葉はおそらく“対立”を意味すると思われます。

二者を比較する際、「片方が正義なら、片方は悪である」と偏りが必ず生まれます。

しかし、その後の「さらり」という歌詞によって、「二極化からの解放」の意味が読み取れます。どちらかに執着する必要はないというメッセージでしょうか?

どれほど朽ち果てようと最後にゃ笑いたい
何のために戦おうとも動機は愛がいい

先ほど二極化について述べましたが、対立をするときに生まれる感情は「怒り」や「憎しみ」など、ネガティブなものが多いです。

しかし、「最後にゃ笑いたい」や「何のために戦おうと動機は愛がいい」など、ここでは優しく平和的な言葉が並んでいます。

いくら対立が起きようとも、「最終的には人と人とが助け合い、愛を持って行動することが大切」というメッセージが読み取れますね

 過去と未来への執着

新しい日々は探さずとも常に ここに
色々見てきたけれどこの瞳は永遠に きらり

あれほど生きてきたけど全ては夢みたい
あれもこれも魅力的でも私は君がいい

新しい日々=未来色々見てきたけれど=過去、という意味を指します。

つまり、新しい何かを無理やり探したり、過去の自分に囚われたりしなくとも、「今の自分が自身のことを一番理解している」ということが分かります。

ここで言う「君」とは「今の自分」だと読み取れます。

過去や未来を考える中で魅力に感じるものは沢山ありますが、今の自分を大切にし、ありのままで進んでいこうとする強い気持ちが見えますね。

どこにいたの 探してたよ
連れてって 連れてって
何もかも 捨ててくよ
どこまでも どこまでも

荒れ狂う 季節の中も 群衆の中も
君とならば さらり さらり
新しい日々も 拙い過去も 全てがきらり

サビでは誰かと一緒に颯爽と進んでいく様が描かれています。その誰かとは、Bメロにもあったように「今の自分」だと思われます。

「荒れ狂う季節の中も 群衆の中も」という困難な状況下でも「今の自分」の姿で立ち向かって行く様子が見えます。

ずっと自分自身が何なのか見失っていたこの曲の主人公ですが、ようやく自分らしい生き方を見つけ、輝いている姿が想像できますね。

人生には立ち止まる瞬間もある

無くしてしまったものを振り返って ほろり
時には途方に暮れてただ風に吹かれて ゆらり

ここでは、過去を思い出してほろりと涙を流し、立ち止まってしまうような様子が描かれています。

人間誰しも時には迷い、落ち込んでしまうこともありますよね。そんな人間らしい様子が描かれています。

息せき切ってきたの
行き先は決めたの
迷わずに行きたいけど保証はしないよ
何か分かったようで
何も分かってなくて
だけどそれが分かって本当に良かった

「息せき切る」とは、息を切らした様子のことです。息を切らすほど駆け足で、やっと今後の行き先を決めた主人公。しかし、この先うまくいく保証はなく、一歩踏み出すことを恐れている様子も読み取れますね。

しかし、ようやく何が大切か分かり、ほっとしているようです。

1番で出てきたように、過去や未来に囚われていた自分を解放し、「今の自分」に問いかけて、やっと答えを導き出したのでしょう。

新しい日々は探さずとも常に ここに
常にここに ここに
色々見てきたけれどこの瞳は永遠に きらり
永遠に きらり

生きてきたけど全ては夢みたい
あれもこれも魅力的でも私は君がいい

この歌詞は1番とよく似ていますが、曲タイトルである「きらり」や「ここに」という言葉を連呼し、強調しています。

このことから、「今の自分」と向き合い、キラキラと前向きに生きていこうとする姿が想像できますよね。

また、ラストのサビに向けて、「Ah ah ah ah」と転調して音が上がっていきます。ここでも、「過去や未来に執着せず、完全に解放されていく様子」が強く表現されているように思います。

どこにいたの 探してたよ
連れてって 連れてって
何もかも 捨ててくよ
どこまでも どこまでも

荒れ狂う 季節の中も 群衆の中も
君とならば さらり さらり
新しい日々も 拙い過去も 全てがきらり

ラストサビも1番と歌詞は同じとなっています。

「どこにいたの?探してたよ」とあるように、ずっと探していた自分自身の在り方。それをやっと見つけ、ありのままの姿で羽ばたいていく様子が読み取れます。

曲の最初に出てきた二極化についてですが、「新しい日々」と「拙い過去」もその一つと言えるでしょう。過去と未来は一見別物に見えますが、本質的にはどちらも自分の人生の一部です。

このように、対立したどちらかに執着するのではなく、自分自身の「今」を大切にしていこう、というメッセージが込められているのではないでしょうか?

そして曲の最後は、タイトルにもなっている「きらり」で締められています。曲中にて、時には涙を流し立ち止まる描写もありましたが、最終的には前を向いて「きらり」と駆け抜けていきます。

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さいごに

独特の対比表現に隠された本当の意味。

何かに執着せず、今の自分自身を大切に生きていこうという、優しく強いメッセージが込められた曲でした。

独特の言葉選びが面白く、24歳の若さにして天才シンガーと称されている藤井風さん。今後の楽曲にも注目していこうと思います!

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