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仏だけ徒歩【東京事変】曲の内容を考察!

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今回は、2021年11月22日にリリースされる東京事変の新曲「仏だけ徒歩」の歌詞を読み解いていきたいと思います。

先日、『第72回NHK紅白歌合戦』への出場もアナウンスされた東京事変。

12月22日には、ベストアルバム『総合』のリリースも控えています。

『総合』には、「仏だけ徒歩」に加え、「原罪と福音」という新曲も収録予定で、そちらの公開も楽しみです!

早速歌詞を見ていきましょう!

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仏だけ徒歩 考察

歌詞が示すもの

曲自体は、就職氷河期世代の葛藤、解放されたいという思いを描いたもののようですが、たくさんのメッセージが込められています。

達したい今夜あたり涅槃へと
涅槃

完全な静寂、自由、最高の幸福状態。

再生(誕生・生・死)の繰り返しである輪廻から解放と終了を意味する。

ここで浮かんでくるのが、東京事変の「再生」(再始動)です。

東京事変は2012年に一度解散したあと、2020年に新曲「選ばれざる国民」を発表し「再生」しました。

涅槃という言葉に、再生からの解放と終了という意味があるため、Twitterでは解散を示唆しているというツイートも多く見られましたが、そうでないことを祈ります。

輪廻転生まあ遠慮するものの 滅したい現世の毒気を須く葬る

前述の内容とも繋がりますが、輪廻転生は遠慮ということは、涅槃を目指しているということですね。

涅槃を達成するために「毒気」を葬る主人公。

椎名林檎さんのアルバム「三毒史」が想像されます。

輪廻の流れから抜け出し、新たなステージに立つため準備しているという意味でしょうか?

叱ってもらって育ってやれゆとり/さとり/ばぶりの人より 逞しく作られているほらやっぱりよ

曲の主人公である氷河期世代のサラリーマンとの対比で、ゆとり世代、さとり世代、バブル世代が登場しています。

叱られて育った氷河期世代の主人公は、他の世代より逞しいですね。

MVでムキムキのメンバー・伊澤さんの腕を掴むシーンも最高です!→2:18

開いて自在に変わってゆけ いつのどこの何者でもない
誰もが独りぼっちネットなど見ている 隙ありだ断然チャンス完全に

曲を聴いているものに、悟りを開けと呼びかけています。

スマートフォンで誰もが自分の手元しか見ていない現代社会。

今がチャンスだ、悟りを開き、新しい自分へと昇華しようと誘います。

悟って至って普通に解脱ローパ/ドーサ/モーハ従えようか
解脱

仏教において、煩悩から解放され自由の境地に達すること。

ローパ/ドーサ/モーハ

仏教で、克服すべきものとされる根本的な煩悩。

  • ローパ:欲、貪り 鶏
  • ドーサ:怒りの心、憎しみ 蛇
  • モーハ:無知の心、おろかさ 豚

アルバム『三毒史』のオープニングナンバー「鶏と蛇と豚」でも歌われた三毒。

3体の動物で象徴される煩悩を従えることで、解脱ひいては涅槃に到達できるということですね。

鍵となる数字「3」

「仏だけ徒歩」では、3という数字が深く関係しています。

  • 涅槃=誕生・生・死という3つの状態からの解放。
  • ローパ/ドーサ/モーハの三毒
  • 仏教の考え方「三位一体」=法身・報身・応身
  • 歌詞全体の構造=3回韻を踏んでいます。
  • 楽曲の時間=3:33

歌詞の構造や再生時間などは、間違いなく意図的なものでしょう。

林檎さんのセンス・こだわりが読み取れます。

MV考察

公開日

楽曲の公開日は11月22日ですが、MVは11月23日に公開されました。

11月23日は勤労感謝の日、曲の主人公である氷河期世代のサラリーマンを思い、公開をずらしたのかもしれませんね。

メンバーがかけているサングラス

涅槃は英語で「Nirvana(ニルヴァーナ)」と表記されます。

Nirvanaといえば、アメリカの伝説的ロックバンド「ニルヴァーナ」が浮かびますが、MVでメンバーがかけているサングラスは、ニルヴァーナのボーカル兼ギタリスト、カート・コバーンを意識したものになっています。

サングラス以外の衣装も、90年代を意識したグランジファッションになっています。

ここにも、深いこだわりが詰まっていますね。

自作自演=「THE END」

「自作自演」という歌詞で映し出されるタイプライターの文字は、「THE END」となっています。

自演とTHE ENDをかけ合わせたセンスは素晴らしいですが、ここからも活動終了を意味しているのではないかと不安が生まれます。

デロリアン

MVで登場する”アジト”の外に止めてあるデロリアン。

デロリアンからは、有名な映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」が想像されます。

時空を超える、過去に立ち返るという意味が込められているのかもしれません。

林檎さんのギター

MVで林檎さんが使用するギターは、愛用の「デューセンバーグ」と「リッケンバッカー」です。

東京事変のデビューシングル「群青日和」で使用していた「デューセンバーグ」。

名曲「丸の内サディスティック」で登場した「リッケンバッカー」。

過去の作品を振り返っているようにも感じます。

英題「To Nirvana」に込められた意味

仏だけ徒歩の英題「To Nirvana」直訳すると「涅槃へ」という意味です。

東京事変公式ホームページの、「仏だけ徒歩」リリース紹介には、以下のようなストリーミングのリンクが添付されています。

TJは、東京事変を表しているので、「東京事変は涅槃へ」という意味に捉えることも出来ます。

林檎さんの意味する涅槃が何を指しているのかは分かりませんが、解散もありえそうですね。

MVのデロリアンや、「輪廻転生」という歌詞から考えると、過去を振り返るのはやめて、新しいステージにステップアップしようという曲にも捉えることができるので、「涅槃」が、悟りを開いたこれまでにない境地を指していることを祈ります。

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