この『大不正解』という楽曲は2018年8月22日似リリースされたback numberの18枚目の楽曲です。
映画「銀魂2 掟は破るためにこそある」の主題歌として書き下ろされた楽曲です。
銀魂といえば、2017年に公開された大人気漫画の実写映画ですね。
キャストも、小栗旬さんをはじめ、菅田将暉さん、橋本環奈さん、柳楽優弥さん、長澤まさみさん、堂本剛さんなど、豪華すぎるキャストが名を連ねました。
歌詞については、映画サイドからテーマは「熱い友情」にしてくださいという話があったそうです。
作詞作曲を担当したボーカルの清水さんは、このテーマに対してオフィシャルインタビューでこのように話しています。
タイトル『大不正解』の意味は?
back numberといえば「ヒロイン」や「高嶺の花子さん」など、恋愛がテーマとなっている楽曲が有名ですね。
失恋ソングや切ない歌唱から、力強い印象もあるback numberのこれまでの曲とはギャップを感じます。
この楽曲はback numberの一般的な世間のイメージを払拭する作品と言えますね。
映画「銀魂2 掟は破るためにこそある」のタイトル通り、「掟は破る」と「大不正解」は重なる部分があります。
大不正解 歌詞考察
主人公の友情の形
この曲の歌い出しはサビから始まります。
サビは3回ありますが、全て共通の歌詞になっています。
この曲のテーマは「友情」、登場人物は主人公と戦友です。
「完全無欠ではない」と自分たちは完璧な人間じゃないけど、「補い合うのなんざご免なんだ」とあるように、欠点も不足も補うことなんてせず、好き勝手に暴れまわろう!
というヒーローたちのバトルが思い浮かぶような歌詞ですね。
Aメロでは主人公たちの友情の形について歌われています。
この曲で登場する主人公と戦友たちの「縁が目に見えりゃもうきっと腐ってる」とは、「縁」つまり友情が終わってしまっているのでしょうか。
戦友と同じものを欲しがって、同じようになってしまう。
自分は何をしたいのかわからなくなっているように考えられます。
言葉の持つ二面性
「言葉は2層」つまり表と裏があるという意味でしょう。
「仏の顔だって3度まで」は、温厚な人でも無礼を繰り返せば怒るという意味があります。
言葉の裏と表を読み取れば、何かが変えることができるということでしょうか。
これは主人公が誰かに問いかけているのでしょう。
主人公が自分自身向けてなのか、戦友に向けてなのか。
ここでは戦友とともに戦ってきた過酷な道のりが描写されています。
「銀魂」のストーリーが思い浮かびますね。
「背中合わせ 槍の雨 道連れ 泥舟」言葉のチョイスがかっこいいです!
back numberの考える友情とは?
ラストのサビもこれまでと同じ内容ですね。
サビでは友情とは?という部分が描写されています。
ただ最後に「暑苦しいのなんざご免なんだ まぁ好きに呼べばいい」と追加されています。
周囲に合わせすぎることなく、自分らしく過ごすことが大切だというメッセージが込められているように感じました。
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さいごに
『大不正解』で描かれる「友情」とは困難を乗り越えてきたことで作られるもの。
「銀魂」のように戦場で共に戦うこと、地元の友人と飲みながら夢について語り合うこと、という共通点を感じます。
ベースの小島さんはオフィシャルインタビューでこう話しています。
『大不正解』の歌詞を読むと、ボーカルの友情に対する考え方がわかるような気がしますね。
最後の「まぁ好きに呼べばいい」もそうですけど、言葉で説明するようなものだと思っていないというか。
この曲を通して友情について歌ってきたけれど、友情とは言葉で説明するようなものではない、ということですね。
今までのback numberにないアップテンポなこの楽曲。
かっこいいMVもぜひチェックしてみてください。
地元に帰った時に会うヤツらは、友達なんだろうけど、仕事の話というか「今こういうことをやっていて、今後はこうしていきたい」みたいな話が中心なんですよ。
それが自分にとっての友情なのかもな、と。「銀魂」もそうだと思うんです。
登場人物たちの関係は戦友に限りなく近いし、目的だったり、守るべきものを共有することでつながっていて。
そのあたりを意識しながら歌詞を書いていきましたね。