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雨とカプチーノ【ヨルシカ】歌詞の意味を考察!恋人との思い出を巡る切ない歌詞に注目!

今回は2人組ロックバンド「ヨルシカ」の2019年8月発表のヒット曲、「雨とカプチーノ」の歌詞を考察していきます!

https://twitter.com/Acperience_07/status/1425832506238980096?s=20

「雨とカプチーノ」はアルバム「エルマ」の4曲目に収録されています。

このアルバムは前作「だから僕は音楽を辞めた」の完全な続編として、わずか5カ月を待たずしてリリースされ、同じくコンセプトアルバムになっています。

インストゥルメンタル曲を交えながらちりばめられた楽曲は別れた詩書きの「エイミー」と同じ道を辿ることになった「エルマ」が楽曲を綴るスタイルになっています。

ヨルシカの楽曲はボカロPとして活躍していたコンポーザーn-buna(ナブナ)が全曲手がけています。

作品にはボーカロイドでは限界があった、より自然で人間的な表現がつめこまれており、日常的で親しみやすい言葉がリスナーの想像力を引き立たせながら、時々にちりばめられた、意味深でドキッとさせる言葉がアクセントとなり、心地よいゆらぎを生み出しています。

そんな歌詞が透明感のあるsuis(スイ)の歌声に乗せられて広がってゆく幻想的な世界観は、日本だけでなく海外からも沢山のファンを集めています。

雨とカプチーノ 歌詞考察

カプチーノはエスプレッソコーヒーの上にミルクをクリーム状に泡立てて加えた飲み物です。

主にカフェでゆっくりと飲みます。雨とはどんな関係になるのでしょうか。

もや がかかった過去

MVではエルマと思われる女性が窓辺にいる男性を横目で見つめています。

時計の針は逆戻りして、男性の顔はもやがかかっています。

はっきりしない態度やすっきりしない心の状態をカプチーノが混ざっていく様子にたとえています。

灰色に白んだ言葉はカプチーノみたいな色してる
言い訳はいいよ 窓辺に置いてきて
数え切れないよ

きっと過去のエイミーとのけんかでも思い出しているのでしょう。

MVでは過去の記憶のシーンのようです。

雨が降るカフェでエルマが一人でテーブルに伏せています。泣いているのでしょうか。

言い訳はいいよ 呷ろうカプチーノ
戯けた振りして

カフェでカプチーノを呷(あお)ろう、とは…豪快というか、なんというか。

ふてくされてしまったのか、ちょっと取り乱しているのかもしれません。そしてサビに向かいます。

やっぱり気持ちは我慢しきれず、取り乱してしまいそうなんです。

カプチーノの模様

少し深入りしてみましょう。

ミルクの泡はクリーム成分もあり、コーヒーとは混ざり合わずに分離してマーブル模様を作り出しますね。

みなさんはカプチーノアートって知っていますか?カプチーノの泡が混ざらないのを利用して模様やキャラクターを描く技術がはやりました。

エルマは多分、カプチーノのに施されたか模様で何かが重なったんでしょう。

もしかしたら、エルマの顔かもしれません!

さぁ揺蕩うように雨流れ
僕らに嵐す花に溺れ
君が褪せないような思い出を
どうか、どうか、どうか君が溢れないように

サビでは転調してガラッと雰囲気が変わります!

優雅で躍動感のある歌詞の中に、 「嵐す」と当て字を使ったり、コード進行も珍しいものになっていたり、「あれっ?」と思わせる小仕掛けはn-bunaならではのもの。

漢字の「さんずい」を多く使っているのも意図的かもしれませんね。

雨が流れ、嵐が来るように、MVでは過去の記憶とグルグルと交差して、最後は紙をグシャグシャにして、捨てられてしまいます。

そしてその紙を拾うエルマと、「どうか、どうか、どうか溢れないように」という強い思いが重なりあったところでサビが終わります。

カプチーノに浮かぶ模様が何か過去の思い出と重なったのだと思います。

もしかしたら、エイミーと一緒にいた時によく頼んだ、カプチーノアートと同じものを見たのかもしれません。

そして、涙を連想させる、雨がカプチーノの模様を流すように消していきます。

なんだか、とっても切ないですね!

記憶と濡れた写真の正体

波待つ海岸 紅夕差す日
窓に反射して
八月のヴィスビー 潮騒
待ちぼうけ 海風一つで

2番では、より具体的な描写になります。

「ヴィスビー」はスウェーデンの東部ゴットランド島に位置する世界遺産都市です。

エルマの足跡を追いながら、一緒に過ごした時のことを思い出しているようです。

さらに2番のサビを終えて進んでいきます。

MVのBメロ部分では雨の中、エイミーが壁に貼ってある写真を見つめています。

写真というのが、この曲のもう1つのカギだと思います。

ここでカプチーノアートの模様と雨(涙)に濡れて、にじんだ白黒写真は完全に重なりますね!

グシャグシャにしたのは濡れた写真だったかもしれません…。

切なさがあふれ、鳥肌が立ってしまいそうです!

わからないよ
本当にわかんないんだよ

Bメロで繰り返される「わからないよ」という歌詞は前作の「詩書きとコーヒー」を思い出させます。まだまだ深い意味がありそうです。

この後も続くストーリーがあるのかもしれませんね!

そして最後のサビになります。

また一つ夏が終わって、花一つを胸に抱いて、
流る目蓋の裏で
君が褪せないようにこの詩を
どうか、どうか君が溢れないように

ここで「流る目蓋」とあるので、やはり「涙で色あせた写真」と、「雨で模様が消えていくカプチーノ」。

この2つが重なりあって、思い出が消えていくのを目の当たりにした切なさを歌った曲だった!というのが最後に分かります。

この謎解きのような楽曲の仕組みはヨルシカならではですね!

さいごに

いかがでしたか?

ストーリー性を持ったヨルシカのコンセプトアルバム。

全体を通して聴いてみるとストーリーが繋がって面白いかもしれません。

これからの活動からも目が離せませんね。