この記事では、大人気ロックバンド・RADWIMPSについて迫ります。
新海誠監督作品の楽曲も多く手掛けるRADWIMPSの魅力とは一体何なのでしょうか?
おすすめ楽曲も含めて紹介します!
RADWIMPSとは?
RADWIMPSは4人組のロックバンド。
バンド名の由来は「強い」「いかした」を意味する英語の俗語の「rad」と、「弱虫」「意気地なし」を意味する「wimps」を掛け合わせたもの。「かっこいい弱虫」という意味だそう。
メンバーはボーカル・野田洋次郎、ギターとコーラス・桑原彰(くわはらあきら)、ベース・武田祐介、ドラムス・山口智史(現在、病気のため無期限休養中)。
RADWIMPSの始まりは、野田が友人から「ギターを聞かせてほしい」と言われたこと。
野田が披露したギター音源をこっそり録音していた友人が、それを桑原に聞かせます。すると桑原は一瞬で惚れ込み、野田をバンドに誘いました。これがRADWIMPS結成のきっかけでした。
野田と桑原の2人はもともと知り合いで、桑原に至っては「ラッドで食っていく」とのことから高校中退もしています。
武田と山口は、後からRADWIMPSに加入。武田は「たまたま近くにいたから」「(RADに入った決め手は)有名だったから」という理由によりRADWIMPSに加入。
山口は「俺もラッドで食っていく」と宣言し、加入したと言います。
RADWIMPSの魅力と言えば、余すことなく聴く者の感情を揺さぶり救う歌詞の深さ。
そして、野田洋次郎の優しくも強い声ではないでしょうか。
恋愛はもちろん、人間の喜怒哀楽に寄り添った多岐に渡る歌詞、生と死に関する壮大な世界観が人気の理由でしょう。
さらに、RADWIMPSを一躍有名にしたのが、新海誠監督の作品の音楽を手掛けたことではないでしょうか?
『君の名は。』『天気の子』などの大人気映画に、RADWIMPSの楽曲は無くてはならないものでした。
次の章からは、これらの映画楽曲を含めたRADWIMPSのおすすめ曲を紹介します!
RADWIMPSのおすすめ曲10選!
RADWIMPSのおすすめ曲を10曲紹介します。
どれもが大傑作。日常のお供にRADWIMPSを添えてみてください!
前前前世
大人気映画『君の名は。』の挿入歌に起用された『前前前世』。
当映画の監督・新海誠は、かねてよりRADWIMPSのファンで、音楽制作を依頼したのが始まりでした。
「前世」や「輪廻」をテーマにした本楽曲は、命を超えて大事な人を愛し続けるという宣誓ソング。
『君の名は。』の主人公・瀧と三葉が入れ替わる、時空を超えた恋愛にもぴったりな楽曲として、大きな反響を呼びました。
MVではバンドメンバーが何度も転生を繰り返し、武士や農民、忍者、猿人に扮するのも見どころです。
ふたりごと
日記のように綴られる歌詞、さらさらと流れゆく野田洋次郎の歌声が切なく優しい楽曲です。
しかし内容はとても情熱的。
”「君」と書いて「恋」と読んで 「僕」と書いて「愛」と読もう”
野田洋次郎らしい文学的なリリックに胸を打たれます。
少し悲観的でもある「君」へ向けた「僕」の愛情が詰まった楽曲です。
おしゃかしゃま
他の楽曲とは一線を画すダークで強いリズムを刻む『おしゃかしゃま』。
多様な生命体が住む地球の中での、人間の傲慢さ、驕り高ぶりを危惧するようなメッセージが隠れています。
命に優劣を付けたり、上下関係を生み出してしまう人間の愚かさを描いているようにも思えます。
「おしゃかしゃま」というタイトルは「お釈迦様」から引用され、人間に対するアイロニーが感じられます。
まさに、野田洋次郎の反骨精神が最も反映されて楽曲と言えるでしょう。
25コ目の染色体
RADWIMPSのメジャーデビュー作品『25コ目の染色体』。
その不思議なタイトルからRADWIMPSらしさが感じられます。
人間は22対の常染色体と1対の性染色体で成り立っていますが、それにハッピー運とラッキー運を足して25個という意味で『25コ目の染色体』と名付けられました。
遺伝子レベルで「君」を愛し、「もし子供が生まれたら…」というところまで歌詞にされているのはとてもロマンチック。
ゆったりとしたギターの音色に癒されるラブソングです。
告白
野田がメンバーの武田の結婚を祝福するために書き下ろした『告白』。
ただひたすらに「君」の存在を賛歌し、生きる上での喜びを表現する楽曲は、ファンに多くの感動をもたらし、大人気ソングに選ばれています。
“大事なことを言わせてよ 未だ未開封の勇気をここで使うから”
不甲斐なくどこか頼りがいのない「僕」が勇気を振り絞って歌っているような歌詞も、その愛の深さを示しており美しいです。
結婚式にもぴったりな楽曲として根強い人気を誇っています。
有心論
RADWIMPSファンの中でも大人気の『有心論』。
タイトルは「神様は信じられないけど、自分の心なら信じられる」という野田のアイデアによるもの。
誰もが抱えてしまう人生への悲観を覆し、人間肯定をまっすぐに綴った楽曲。そして「君」を”肉眼で確認できる愛”と表現し、そのすばらしさを讃えています。
もしかしたら、社会に根付く「消えてしまいたい」「いなくなりたい」という思いを払拭するメッセージが隠されているのかもしれませんが、それは聴く人の解釈によるでしょう。
いろいろな考察ができる有心論。自分らしい解釈でぜひ歌詞を読んでみてください。
me me she
「女々しい」と読む『me me she』。
その名の通り、失恋した男性の女々しくセンチメンタルな心情が綴られた楽曲です。
『me me she』を制作している時、野田は長年付き合っている女性との激動の時期を送っており、自身の恋愛が大きく反映されているというエピソードもあります。
”約束したよね 「100歳までよろしくね」”
”101年目がこんなに早くくるとは思わなかったよ”
後ろ髪を引かれ、無念や後悔の感情が繊細に描かれており、RADWIMPS至上最も切ない失恋ソングとして有名です。
君と羊と青
終わりのないゴールをめがけて頑張るあなたへ贈られた楽曲『君と羊と青』。
タイトルの漢字をくっつけると「群青」になりますが、真っ青な青春を駆け抜ける人たちを応援するにふさわしいエールソングです。
アップテンポで爽やかに進行していくメロディには、努力に含まれる喜怒哀楽、鼓舞してくれる力強さが詰め込まれています。途中の転調の部分では、舞台に立っているような高揚感も覚えます。
MVには小松菜奈が出演。小松菜奈ファンも必見のMV楽曲です。
会心の一撃
MVは埼玉県の上尾市民球場で撮影されたという『会心の一撃』。
冒頭部分から野球選手たちの熱い戦いが繰り広げられています。
”圧倒的で感動的な 理想的超えて完璧な”というサビは何度も歌いたくなるような韻が印象的です。
『会心の一撃』で歌われているのは、自分との闘い。
自分に飽きている状態から脱し、自分自身を驚かすような未来を創造したいというメッセージは、常態化した日々を送る人の胸にピリリと響くのではないでしょうか?
愛にできることはまだあるかい
新海誠作品『天気の子』の主題歌となった『愛にできることはまだあるかい』。
主人公・帆高の気持ちを代弁するかのような「世界に対する問題提起」のタイトル、乗り越えられない不条理さを前に生き抜く人間の疑問と希望を歌ったバラードです。
”何も無い僕たちに なぜ夢を見させたか””終わりある人生に なぜ希望を持たせたか”
「どうせ最後は死んでしまうのに、なぜ生きるのか?」というような壮大な疑問を提示したこの楽曲は、野田の哲学観を反映させたJ-POPの中でも類稀なる高尚な歌詞でしょう。
雨がしっとり降るMVも映画の情景とぴったり重なっています。
1ヶ月無料で音楽聴き放題!
通常880円/月のAmazonMusicUnlimitedが今なら1ヶ月で体験可能!
この機会に聴き放題サービスをお試ししてみよう!
いつでも解約OK!
まとめ
いかがでしたか?
昔も今も変わらない良さを持つRADWIMPS。
今後の活躍にも大注目です!